平沢日記。

こんにちは。
今日は、前回
広田蒔絵工房さんにて拝見させていただいた
「蒔絵」の道具をご紹介していきたと思います。

そもそも「蒔絵」とは・・・
漆工芸加飾法の代表的なもので、
漆で模様を描いて、漆の乾かないうちに金銀錫粉や色粉を蒔きつけ、
文様を表したものです。

蒔絵の歴史は古くは、中国の春秋戦国時代の漆芸品に見られ、
日本においては、正倉院の金銀細荘唐太刀の鞘に施された
「末金鏤」と称する技法が、今日の蒔絵の技法であり、
奈良時代より盛んに行われていたのだと思われます。。

蒔絵道具.jpg写真の中央上にあるのが
実際に使用する筆と粉筒です。
筆の毛はねずみの毛を使っており、
毛の長さは調節できる仕組みになっていました。
塗る場所によって大小の筆を使い分けていきます。

下にある輝かしいものは、「金粉」です。
大きい金塊を細かく削ったものです。
1号~10号くらいまでの細かさがあるとの事でした。
(1号が一番細かい)
この金粉は純金かと思ったら、金銀銅の合金を
削ったものでした。
金は相場によって値段が随分変わってくるので、
大変な部分があるとの事です。

貝

 

    こちらは貝の写真です。。
   左が、青貝
   右が、メキシコ貝の写真です。
   

  お盆等に使われている青貝は鮑の貝です。
  粉末にして一面に蒔いて
  研ぎ出す技法の時に使われます。

  キラキラして綺麗ですね!!
  これを使うと一層高級感がでて
  良い感じになります。

               

   お忙しい中、長い時間に渡って
  詳しく教えていただきましてありがとうございました。。
  またお邪魔しにいきます。。。