【ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン】に掲載されました!
P422~424にかけて、
【木曽谷】、【木曽平沢】、【奈良井】、【妻籠】、【馬籠】が掲載されております!
外国の方々にも、
是非木曽を訪れてみていただきたいです!
日本の良い文化に触れ、
また来たいなと思っていただければ幸いです。
以下、和訳です。
【木曽谷】
長野県の南部に森に取り囲まれた、日本アルプスを横切る形で谷がある。木曽川はこの谷の中を約70kmに渡り流れている。
徳川幕府時代(1603-1867)には
42つの主要幹線街道が将軍の都である江戸と帝都である京都を結んでいた。
ひとつは太平洋沿いの東海道であり、もうひとつは名古屋から木曽谷を通り松本(塩尻の誤りか)へ通じる中山道である。
街道の中には69の宿場がありそのうち11宿が木曽谷に在った。
その宿場には将軍を訪問するために江戸行きを義務付けられた大名が旅行する際の宿泊所があった。
当時は木曽谷を通過するには三日間を要したが、現代では車や列車で通過すれば数時間の距離である。
街道の一部では、今でもなお17世紀の石畳が残っている。
【木曽平沢】
松本から約35km。アクセス JR中央線(45分 540円)
江戸時代にはこの町では、上質で美しい漆工芸品(左の囲み記事参照)が中山道を通るおおくの旅人の心をとらえ,評判となっていた。
現代でもその伝統は継承され、平沢周辺には60名の伝統工芸士を含めて約200名の漆職人が存在し900名の野人が漆産業に従事している。
本通りには店が連なり食器や箱類、食卓、家具やパネルなどの漆製品を販売している。
【奈良井】
木曽平沢より5km。
1本道で1kmに渡り中仙道の宿場であり、江戸と京都のほぼ真ん中にある。
出張り造りや前面の開放タイプの当時の古風で見事な建物を残している。現在は保存地区とされており、妻籠や馬篭と同様であるが、静かで込んでいない利点がある。
小さな宿に一夜を過ごすと1–2世紀以前に戻ったような感覚を受ける。
小さな漆飾りをした櫛の産地でもある。
【中村屋】
駅より徒歩10分 9時―5時オープン 料金 200円
江戸時代の代表的商家の典型である。
囲炉裏があり、裏には美しい庭がある。
櫛を扱った館であるが、1階の一部の通りに面した部分が店として販売をしていた。
(囲み記事)
漆器の話
漆とは漆の木から取り出した樹脂である。
非常に薄い層で塗り重ねられ、一回塗るごとに研ぎを入れている。
この塗り重ねの数が漆製品の質を決めることになる。
木曽の塗りでは18回ほど塗り重ねられている。
漆には炭やコチニールなどの自然物質や酸化鉄や硫化水銀などの化学物質の顔料で色がつけられている。
木曽漆器には呂色(黒の鏡面仕上げ)、春慶(木目が見える明るい赤)と堆朱(色々な色が、貝辺のちりばめとともに、大理石模様のようで印象的な効果をだしている。)がある。
(囲み記事終わり」
【徳利屋】
516奈良井塩尻市 電話:0264-34-2189
要予約
宿場町の最も古い場所に位置している。
見事な建築様式が残されており、囲炉裏の周りで食事が出来る。
料理は岩魚や山菜や五平餅(小型のおにぎり風で胡桃をつける)などで地方独特のもので素晴らしい。