木曽漆器工房様との商談の様子。「漆芸 巣山定一」様、「白木屋総本家漆器店」様。

木曽くらしの工芸館では、3月のリニューアルオープンに向けた「木曽漆器」の商品仕入れについて商談中でございます。
今日は、木曽漆器の産地「木曽平沢」に工房を構える「漆芸巣山定一」様と「白木屋総本家漆器店」様とのお打ち合わせの様子をご紹介します。
新しくなる売場では、作り手さんとその方がもつ独自の技術や想いにスポットを当てながら紹介と共に展示販売を予定しております。
沢山の魅力的な木曽漆器がずらりと並びます。お楽しみにお待ちくださいませ。

漆芸 巣山定一」
〒399-6302 長野県塩尻市木曽平沢1634-35
TEL:0264-34-2254
※製品のデザインから漆塗りまで全て独自に研究し仕上げられており、唯一無二の木曽漆器を生み出しております。

「白木屋総本家漆器店」
〒399-6302 長野県塩尻市木曽平沢 1685-4
TEL:0264-34-2248
※ シロキヤはかつて材木の関所をしていたことからついた屋号。残していきたいものは製品だけでなく、代々と培われた技術も引き継いでいきたい。

漆芸巣山定一。巣山定一さん。制作の拘りや想いをお伺いさせていただきました。
ご自身で手掛ける漆器の制作過程の裏側を丁寧にご説明いただけました。新しい売場では、こういったストーリーもお伝えしていきたいと思います。
客注のお盆と八角箸。
塗り刷毛に使う女性の毛髪です。30代前後の女性の髪が最適だそうです。
栃の縮が有る材で作ったスプーンです。少しでも軽くと、柄の部分も抉る様に加工した物で、重さも6~7gしかありません。
白木屋総本家漆器店。右:宮原正岳さん、左:宮原義宗さん。こちらの漆器店では親子で木曽漆器制作に携わっております。
宮原正岳さん。気さくな方で、塩尻市木曽高等漆芸学院 漆工科指導員もつとめております。
宮原義宗さん。普段使いの漆器製品だけでなく、文化財の修復や復元事業にも携わっており、日々、ご自身の技術の向上につとめております。
白木屋総本家漆器店工房内。たくさんの色漆や道具などがございました。
綺麗な摺漆塗りのどんぶりです。6.7回摺漆が施され生まれた艶感です。