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よくある質問Q&A

工芸館について

「道の駅木曽ならかわ」と「木曾くらしの工芸館」は別のものですか?
「木曾くらしの工芸館」は「道の駅木曽ならかわ」でもあります。
先に木曾くらしの工芸館が出来て、後から道の駅になりました。
現在は「木曾くらしの工芸館」と「ならかわ市場」という農産物中心の食料品売り場が道の駅ならかわを構成しています。どちらも同じ敷地の中にあります。

漆器の取り扱いについて

漆器は取扱いが難しいのでは?
日常使いの漆器類(椀、盆、皿、箸など)はそれほど気を使う必要はありません。
普段どおりに洗剤をつけてスポンジで洗っていただいて結構です。但し食器洗い機や乾燥機に入れることは避けてください。
クレンザーやたわし(特に金属たわし)などは傷がつきますので、使用しないでください。
漆器の修理は難しいのでは、修理についてもっと教えてください
修理ができるというのが漆器の大きな魅力です。
たとえば御家庭にある古いお椀などは是非修理することも考えてください。
修理の場合、新品を購入する価格よりはるかに安いことが多いですが
痛み具合にもよって修理費用もそれなりにかかりますので、修理を依頼される場合は必ず実物を見せてから見積もりをしてもらってください。
本格的に塗ったお椀などは無論、摺り漆のメンパの弁当箱なども修理が出来ます。
生地が傷んでいたらその箇所に布を張って漆を塗るとなかなか味のある仕上がりになることが多いです。
漆器はすぐに色が変わったり、傷んだりするのでは?
漆の性質として塗ってから1年くらいの間に時間をかけて完全に乾きます。
無論出来上がって数日のものも一般的に使用できますが1年くらいかけて完全に固まるということです、その間に少し色が変わることもあります。
つまり塗りたての色と1年後の色とでは少し変わるわけです。これは質が悪くなるということではありません。
また漆は基本的に丈夫な塗りであるのですが、紫外線に当たると色が変わったりしますので、なるべく紫外線を避けてください。
たとえば座卓などは直射日光が入るような明るい部屋で長時間の使用は避けていただき、使用しない場合は壁やふすまにつけて立てかけて於いていただくとより長持ちします。
また食器類などは風通しの良い場所に保存していただき高温多湿の場所は避けていただいた方が良いです。
難しいことをいいましたが、通常では日常使用の食器棚で保存していただいて結構だと考えています。
大事にしまっておいて年に1-2回しか使わないような場合よりももっと頻繁に使っていただいた方が、漆のために良いと思います。
漆は案外丈夫な塗りであることを御認識ください。
同じような漆器でも非常に安いものと大変高価なものがありますがどこが違うのですか?
一番大きな違いは手間をかける場所が国内であるのか、コストが安い外国であるのかの違いです。
コストの安い外国で木地つくりから仕上げ塗りまでしたものは非常に安いことが多いです。
一方木地つくり・下塗り・中塗り・上塗りと全ての工程を国内の職人さんが手をかけたものは高級品として売られることが多いです。
一般に国内の漆職人が手がけたものは永年の漆職人として腕を磨いた質の高い職人が手作りで製作しますのでそれなりに高い品質と良質な仕上がりなっていることが多いです。
一方コストの安い外国で木地つくりや塗りをしたものは手間を省いた廉価版が多く簡単な塗りであることが多いことも確かです。
端的に言えば良いものを大事に長年使って時には修理をするかというような選択と、短い期間でコストの安いものを使いきるかの選択であるといえます。
但し最近は外国製といえどもだんだん品質が良くなってきていることも事実です。
最近は外国製と国内製の中間的なものとして木地や下塗りは外国で行い中塗りや上塗りを国内で行う国内再加工品の漆器も売られています。
木曽漆器の歴史と現在の状況は、職人さんの数は?
木曽漆器の歴史を語ると大変長い話になりますが、江戸時代には既に全国的に木曽の漆は知られるようになっており、メンパの弁当箱に漆を施したものやお六櫛に漆を塗ったものは、中仙道を往来する旅人にたいへん人気のあるお土産として喜ばれていました。
明治に入ってから奈良井の谷で発見された下地に使う錆土(漆と混ぜると漆と相性良く固まりしっかりした下地になる土)が使用できるようになって以来、木曽漆も本堅地と呼ばれる非常に質の高い下地を施した漆器が製造できるようになりました。
このような歴史を経て木曽平沢の漆の技術は成長して現在に至っています。
現在でも木曽平沢地区には漆の職人さんは約130名位います。これだけの数の職人さんが一箇所に集まっている産地は全国でもそれほど多くありません。
腕の良い、質の高い職人さんがそろっている利点を生かして神社仏閣や山車などの文化財の修復もチームを組んで行っており、木曽漆器の実績はずいぶん積みあがってきています。
大物家具や大物木工品なども発送してもらえるのですか?
発送可能です。梱包料込みの送料は別途お見積もりの上お知らせし、お客様と御相談の上最適な梱包方法やお引渡しの方法を打ち合わせさせていただきます。
「さるなし」について詳しく説明してください
「さるなし」とは通常山に自生している「またたび科」の言わばキーウイの親戚といえる果物です。
大きさは大人の親指の先ほどで、キーウイよりはかなり小さめです。
20年ほど前から当地木曽谷の贄川地区で人工栽培することに成功して特産品として生産しています。
さるなしの人工栽培は全国的でも珍しいといえます。毎年9月から10月にかけて収穫されます。
但し春から初夏の霜に弱い植物ですので収穫は年によりかなり増減があります。
甘さと酸味が重なりさらに独特のたんぱく質の味が加わりなかなか風味のあるうまさのある果物です。
秋口になると「ならかわ市場」でも取れたてのさるなしを販売致しております。
さるなしを原料とした、さるなしワインやさるなしジャムなども特徴あるうまさを持っています。