漆器制作。研ぎのお仕事。

木曽漆器を制作する過程で、研ぎ出しの工程はかかせません。
なだらかな面をつくり、塗りの仕事へと繋げていくために丁寧でいて繊細な作業です。
仕上がりの良し悪しも、研ぎ作業によって変わっていきます。
漆塗りの下面にはこういった地道な作業が幾重にも繰り返されております。
手間暇おしまず作り上げられた木曽漆器に思いを寄せていただけますと幸いです。
明日23日(土)と24日(日)には「秋の木曽漆器祭」が開催されます。
様々な催しが企画されておりますので、ぜひ、木曽平沢へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
http://shikki-shukuba.shiojiri.com/20211001141/

また、木曽くらしの工芸館でも楽しい催し物をたくさんご用意しております。
ぜひ、お立ち寄りください。

漆塗りの鞘を研ぎをしております。
研ぎ出しには墨を使い、荒研ぎ用の「駿河墨」から目が細かい「呂色墨」まで使い分けながら細かな作業を施していきます。
木曽漆器の町。木曽平沢の町並み。